第17回成相区にて講演会を開催しました

地域にある介護事業所は健康な状態の皆様にとってはあまり関心のない存在かもしれませんが、私たちは介護事業を通じて、人生の最終ステージには、その方の大切な人生のご希望を叶えたいという思いが沢山詰まっている事を日々感じて来ました。

その思いを叶える為に、相続の専門家(特定行政書士・社会福祉士)の宮澤優一先生を講師にお迎えして、生きているうちに使える「エンディングノート」から相続に有効な遺言書をはじめとする様々な法的手続きまで、明快に学べる講演会を平成29年10月より開催してきました。

コロナ禍によって講演会の開催を見送ることが多くなりました。回覧板によってお伝えするお役立ちコラム、エンディングノートの無料配布、人数制限させて頂いた4月の第16回講演会、これらを経て10月20日に第17回講演会の開催となりました。

当日は県下感染警戒レベル1でした。感染対策として会場入り口での検温、手指消毒、密にならない距離の確保、飛沫防止のパーテーション、換気及び空間除菌装置の設置したことにより、ご参加いただけた方から「安心して講演会に集中できる環境」とお褒めの言葉を頂き、開催できたことを本当にうれしく思いました。

今回は「認知症に備える老いじたく~心と環境の準備~」と題して、先ずは認知症の発症率や「困りごとがある症状」の基礎を学びました。続いて、社会生活において健康であれば何の問題も感じない銀行や生命保険の類などの手続きにおいて、認知症が有るご本人には制限されてしまう困りごとが発生する事例を分かり易く学びました。そして、それに対する具体策として、認知症になる前にやっておくべき事として【 ①エンディングノートでご自身の希望を記録しておくこと  ②家族信託  ③任意後見制度  ④遺言書 】を配布された資料に沿って学ぶことができました。さらに、「今からお金をかけずにできる事!」という秘策も飛び出し、講演終了後の質疑応答も大変盛り上がりました。

約半年ぶりの開催で、前日には北アルプスに冠雪という冷え込んだ夜にもかかわらず、ご参加いただけた皆様から「大変分かり易い講演だった」「感染対策をして是非継続して欲しい」というありがたいお言葉を頂きました。

新型コロナ感染症は皆様の生活習慣を大きく変え、参集できない事からの孤独感や、情報の誤解などを生みやすい環境になりかけていたように感じておりました。防災訓練でも感じましたが、やはり顔の見える関係の継続は、皆様の笑顔や我々の力にもなっていると感謝の気持ちでいっぱいになりました。

次回も感染状況が落ち着いていれば12月15日(水)午後6時半より開催する予定です。我々の所在地区である成相コミュニティーセンターにてお会いできることを楽しみにしております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。